「えー」「あのー」などの“フィラー”検知可能に、Adobeのプレミアプロの進化が止まらない

動画編集といえばこのソフト!と言ってもいいくらい使用している人の多いAdobeのPremiere Pro(プレミアプロ)。
業界最大手であり、YouTubeなどの個人で動画を作成している人も使用者が一番多いのが特徴です。

サブスク型で価格はかなり高いですが、根強い人気を誇っています。

そんなプレミアプロに新たな機能が13日に追加されることが判明しました。その機能が「フィラーワード検出機能」です。今回はその機能についてご紹介していきます。

フィラーってなに?

フィラー(filler)は「空間を埋めるもの(fillするもの)」という意味を持ち、今回の意味では言語学上の「次の語を選ぶ際に間を埋めるための言葉」となります。
日本語では「えー」や「あのー」などという言葉がフィラーに当たります。

沈黙を作らないために言っているものとも言われていますが、動画中にこの「フィラー」が多くあると、テンポが悪くなり見るのが苦痛になってしまいます。

思っている以上に使っている

そんな苦痛になるほど使っているのかと疑問に感じる人もいると思いますが、想像以上に多用している人が多いと思います。
自分でしゃべっている姿や声を聞く人は少ないと思いますが、いざカメラを向けられて何かを話すとなるとフィラーは思っている以上に使っています。

みなさんもぜひ、録音して聞いてみていただきたいです。

従来までは手作業だったが、、、

動画をテンポよく飽きさせないために、フィラーは編集でカットすることが多いですが、わざわざすべてを聞いてカットするのにはかなりの労力がかかります。
プレミアプロには動画内のセリフの文字起こし機能が搭載されています。
自動的に字幕が生成されるのはもちろん、要らないセリフを削除すると、連動して動画も消える仕組みです。

今回の機能では、セリフ中にフィラーや間を認識し、選択して削除することができます。
テキストを選択するだけで動画の編集ができてしまうんです!

AIの台頭により、テキストでの加工指示や、文字を選択することで動画編集できるなど、簡単に編集できるようになっています。
注目されつつある動画編集をより簡単なものにすることで、法人の内製化に伴う新規顧客創造の意図が見え隠れしています。

ますます進化する動画編集業界は今後どのようになっていくのでしょうか。