動画制作の費用感の目安とコスト削減の方法
YouTube やTikTokをはじめとする動画配信サービスが普及したことにより、動画市場が拡大しているので、自社のサービスなどを動画で伝えたいといった需要も多くなっております。
しかし、動画制作が身近になったことで、動画制作の費用が大きく荒れており、正しく価格を把握できない人も多くなってきています。 そこで今回は、大まかな動画制作の費用感の案内とコスト削減の方法に関して紹介していきます。
動画制作の費用はどれくらい?
動画制作の費用は、プロジェクトの規模や求めるクオリティによって大きく異なります。ここでは一般的な費用感を紹介いたします。
縦型ショート動画
縦型のショート動画は主にTikTokやInstagramのリール、YouTubeのショートなどのスマホ向けのおおよそ1分前後の動画です。編集は主にカットとテロップの作成で、金額は編集のみで1本あたり1万円~、撮影込みで2万円~が目安となります。
単体で制作している場所は少なく、10本で数十万円くらいでやっているところも多いです。また、動画制作だけではなく、SNSの運用に関してもフォローしてくれる場合もあり、その場合は月額50万円くらいが相場となります。
採用やインタビュー動画
通常の動画の場合は平均的な金額はおおよそ30万円前後ですが、内容によってかなり変わってきます。 金額が大きく変わるポイントはいくつかありますが、そのポイントを紹介しておきます。
企画、構成を考えるか
企画や構成を考えるかどうかは、金額に大きな違いを生みます。動画撮影は基本的にどんなカットを何秒撮るかを決めてから絵コンテを作成します。そこから各シーンを撮影する流れになりますが、この絵コンテを作成するまでの工程を入れるか入れないかでは20~30万円前後金額に影響する場合があります。
インタビュー動画などは、返答があるのでそこまで細かく考えなくてもいいですが、イメージビデオなどはセリフが少ない分、映像で見る人を引き込む構成にしていく必要があるため、絵コンテの制作は重要な部分になってきます。
自分たちで決められない場合は、動画制作時に依頼するのがおすすめです。
撮影にどのくらいの時間がかかるか
撮影は一般的に3時間拘束や8時間拘束などの時間単位で決まっています。制作したい動画によっては、撮影場所が複数あったり、入れたいシーンの都合上複数日に分けて撮影をしないといけない場合があります。2日間にわたって撮影になる場合は撮影の費用が倍かかりますし、内容的に10時間以上などの場合もプラスで料金がかかることもあります。
BGM、ナレーションなどの有無
オリジナルのBGMやプロのナレーションを入れる場合も、5万円~10万円くらいの費用がかかります。著作権フリーのBGMも今の時代は多くありますが、しっかりとした企業のPVを作成する場合は、オリジナル曲を作成する場合もあります。 その場合は著作権ごと購入するため、費用がプラスでかかります。
アニメーション、CGなどの使用
商品の紹介動画などで、商品CGやアニメーションを作成するのがおすすめなこともあります。もしくは演者を出さずに文字やアニメーションのみで作成したい人もいると思います。そういった特殊効果は内容次第ですが10万円~上はいくらでもかかるものになっております。
機材の使用
ほとんどの動画は、そのままの映像を撮影して動画を作成することができますが、暗所での撮影や暗幕などを使用して背景を真っ黒にしたり、背景を抜いて合成して撮影する場合は、照明などの撮影機材が必要になります。 その場合は20~50万円くらいの機材代が別途で必要になることがあります。
コストを抑えて動画制作する方法
自社でやる
当たり前ですが自社で撮影、編集を行えば最大限コストをカットして動画制作ができます。カメラや編集ソフトがなくても、スマートフォンがあれば最低限の動画は制作できます。ショート動画に関しては、そもそもスマホで制作する人が多いので、品質としても十分です。
フリーランスを使う
動画制作は参入障壁が大幅に下がったことから、副業や趣味で行っている人も多くいらっしゃいます。今ではフリーランスとして動画制作をしてくれる人もたくさんいて、通常の制作会社よりも圧倒的に安価で依頼できる場合もあります。
安いのはメリットですが、制作途中に連絡が取れなくなってしまったり、完成してみたら思っていたよりも質が低かったりなどのトラブルも多くあるので
撮影日数を減らす
上記で説明した通り、撮影日数がどのくらいかかるかに応じて金額が変わってきます。なるべく同じ場所での撮影や、同日内の撮影で撮影にかかる費用を抑えることができます。
もちろんその日程内に撮影できるかどうかの判断は制作会社側の判断となりますが、短時間で撮影できるような計画を立てるのも大切です。
まとめて受注する
1本30万円の動画でも、同じテンプレートで撮影編集を行うことができる場合は、一気に複数本依頼すると5本で100万円になるなど安くなる場合があります。
また、SNS運用やYouTubeのアカウント管理などもまとめて依頼することで、総額は200万円でも1本あたりは10万以下で毎日30本動画が作れる会社などもあります。 動画制作以外にも必要な施策や、SNS運用などで課題がある場合は一緒に依頼するのもおすすめです。
構成や絵コンテを自社で用意する
動画制作は一般的には構成までを考えるケースが多いです。動画は制作することも目的にはなりますが、その動画を通して採用活動につなげたり、企業のメッセージを届けたり、商品の販売促進をしたりするのが目的です。
動画制作時には伝えたいことが伝わるように構成を考えて、絵コンテを作成し絵コンテをもとにに撮影していきます。効果的な動画のためにはその部分も制作会社に任せた方がいいですが、その構成が非常に高額なことも多くあります。
費用を抑えるのにはかなり効果的ですが、意図が伝わらない動画になってしまったり、単調で再生さてない動画にってしまったりする可能性もあるので注意が必要です。
まとめ
動画制作に費用はかなりの幅があります。何に使用する動画なのか、何のために動画が必要なのかによって、どこを節約できるかが変わってくるのでしっかり検討して決めることがおすすめです!